ドルコスト平均法とは?わかりやすく説明!初心者が知るべき3つの鉄則

投資の知識

「投資に興味はあるけど、まとまった資金がない」「買うタイミングを間違えて損するのが怖い」このような悩みを抱えていませんか?

そんな悩みを抱えている方は、 ドルコスト平均法を使えば、少ない金額からスタートでき、買いどきを気にせず投資できます。

 本記事では、ドルコスト平均法の仕組みやメリット・デメリットに加え、一括投資との比較や、自分との相性を見極める判断基準を解説します。

利益を生み出す3つの鉄則や、NISAを使った実践的な始め方まで、投資初心者が押さえるべき内容を完全網羅しました。

この記事を最後まで読めば、明日から自信を持って資産づくりを始められます。

ドルコスト平均法とは

ドルコスト平均法とは、株式や投資信託といった金融商品を、決まった金額で定期的に買い付けていく投資手法です。

「毎月1万円ずつ」というように購入する金額と日付を先に決めておき、その予算の範囲で自動的に買い付けていきます。

最大の特徴は、価格が高い時期には少ない口数しか買わず、価格が安い時期には多くの口数を買える点です。

仮に1口1万円なら1口ですが、5,000円まで下がれば同じ1万円で2口を購入できます。 これを続けると購入単価が自然にならされ、高い時期にまとめ買いしてしまう失敗を避けやすくなるのです。

積立投資の代表的な手法として、初心者からベテランまで幅広く使われています。

雪だるま
雪だるま

ボクもNISAで毎月同じ日に自動で積み立てていますが、感覚は「預金の延長」に近いです。買うタイミングを考えなくていいので、正直ラクなんですよ。

ドルコスト平均法のメリット

ドルコスト平均法には、投資が初めての方でも取り組みやすい利点がいくつもあります。ここでは特に押さえておきたい5つを順番に見ていきましょう。

  • 投資への心理的な負担が少ない
  • 「高値つかみ」のリスクが少ない
  • 相場のタイミングを気にしなくて良い
  • 自動化により投資の手間がかからない
  • 少額から投資を始められる

投資への心理的な負担が少ない

ドルコスト平均法は、一括投資に比べて気持ちの面での負担を軽くできます。

一括投資では売買のタイミングが結果を大きく左右するため、市場を常に気にかける必要があり、多額の含み損を抱える不安もつきまといます。

その点、この手法は投資する金額と買い付けの予定が最初から決まっているので、日々の値動きに一喜一憂せずに済みます。 価格が下がった局面も「安く多く買えるチャンス」と前向きに捉えられるのが強みです。

売るときの価格が平均購入単価を上回っていれば利益になるため、途中の変動に振り回されず落ち着いて続けられます。

「高値つかみ」のリスクが少ない

一定額を定期的に買うこの方法なら、高値でつかむリスクをうまく抑えられるのが強みです。

投資信託や株式は日々値動きするため、判断を誤れば高いところで大量に買ってしまう危険があります。 ただこの方法を使えば、価格が高い場面では買える口数がおのずと減り、安い場面では自然に増えます。

具体例で見てみましょう。毎月5万円を投じるとき、価額が2.5万円の月は2口、2万円なら2.5口、1万円まで下がった月は5口と、同じ予算でも安い月ほど口数を多く買えます。

こうして平均購入単価が下がり、価格が回復したときに利益が出やすくなるのです。 買うタイミングが自動的に散らばるため、特定の高値に集中してしまう事態を防げます。

相場のタイミングを気にしなくて良い

ドルコスト平均法を選べば、いつ始めるか、いつ売買するかで悩む必要がなくなります。 一括投資は底で買って天井で売るのが理想ですが、相場を完璧に読むのはプロでも至難の業です。

この手法なら、スタート時が上昇局面でも下落局面でも、長く続けるうちに購入単価がならされていきます。 そのため「今が買いどきか」「もう少し待つべきか」と迷わず、思い立ったその日から始められます。

自動買い付けを設定しておけば、チャートを見る時間がない多忙な方でも無理なく継続できます。

雪だるま
雪だるま

ボクは昔、FXで「買うタイミング」ばかり気にして200万円を失いました。今は積立でタイミングを手放したら、むしろ気持ちが軽くなりましたね。

自動化により投資の手間がかからない

証券会社の積立サービスを使えば、毎月の買い付けをまるごと自動にできます。

投資する期間と金額を最初に決めておけば、あとは設定額が自動で買われるので、毎回自分で判断したり注文を出したりせずに済みます。

経済や市場にくわしくなくても取り組みやすく、経験のない方でも気軽に始められます。仕事が忙しい方でも、最初の設定さえ終えれば手をかけずに資産を育てられます。

細かい手間がかからないので、投資に時間を割きたくない方や、複雑な判断をしたくない方にも合っています。

少額から投資を始められる

ドルコスト平均法は、大きな元手がなくてもスタートできるのが魅力です。

投資信託なら、証券会社によっては毎月100円ほどから積み立てられます。一括方式では10万円を一度に用意する必要がありますが、積立方式なら月1万円を10回に分けて投じられます。

月1万円を10年積み立てれば合計120万円。長期でみれば着実な資産に育ちます。 収入や暮らしぶりに合わせて金額を決められるので、投資が初めての方や余裕資金が少ない方でも取り組みやすい方法です。

慣れてきたら少しずつ積立額を増やしていくこともできます。

ドルコスト平均法のデメリット

メリットの多いドルコスト平均法ですが、始める前に知っておきたい弱点もあります。ここでは代表的な5つを確認していきましょう。

  • 手数料の負担がかかる
  • 大きな利益は難しい
  • 短期投資には向かない
  • 相場の上昇時、購入できる数は小さい
  • 相場動向によっては損失を出す

手数料の負担がかかる

定期的に買い付けるこの手法では、取引の回数が増えるぶん、手数料の総額がふくらみがちです。

購入手数料がかかる商品の場合、一括投資なら支払いは1回で済みますが、積立では毎月のように手数料が発生します。

たとえば購入時に1%かかる投信を10年積み立てれば、手数料の支払いは120回にのぼる計算です。 さらに投資信託には信託報酬という運用中のコストもあり、保有し続ける限り差し引かれ続けます。

ただし最近は購入手数料が無料のノーロード商品が増え、NISAのつみたて投資枠なら購入手数料はかかりません。始める前に手数料の仕組みを確かめておくことが大切です。

大きな利益は難しい

ドルコスト平均法は値動きのリスクを抑えられる代わりに、大きなリターンは狙いにくい性質があります。

一括投資なら、安値でまとめて買い、値上がりしたところで売れば、大きな利益を狙えます。

一方この手法は購入時期を分散するのが前提なので、そうした機動的な動きはできません。投資ではリスクとリターンが表裏一体で、リスクを抑えればリターンも穏やかになります。

時間をかけて少しずつ積み上げる方法のため、短期で大きく稼ぎたい方には物足りなく感じられます。堅実に資産を育てたい方に合った手法といえます。

短期投資には向かない

ドルコスト平均法は、長く続けてこそ効果が出る手法です。期間が短すぎると値動きをならしきれず、思ったような結果になりません。

たとえば3ヵ月だけ積み立てた場合、最終月に価格が急落すると、それまでの積立分が損失に転じることもあります。 長期なら、景気悪化で一時的に下がっても、回復局面で取り返せる余地があります。

ところが短い期間では、相場が戻るのを待てません。数ヵ月から1年ほどで成果を出したい方には、この方法は不向きです。

相場の上昇時、購入できる数は小さい

毎月一定の金額で買うため、価格が上がっている局面では買える口数が減っていきます。 右肩上がりが続く相場では、早い段階でまとまった資金を投じた一括投資のほうが、その後の値上がりを多く取り込めるのです。

ドルコスト平均法は時期を分けて買うため、上昇局面でも段階的な買い付けとなり、平均単価が一括投資より高くなりがちです。

価格が1,000円、1,200円、1,500円と上がり続ける場面を考えてみましょう。毎月1万円では、買える口数が月を追うごとに減っていきます。

こうして一括投資と比べると、最終的な利益は小さくなることもあるのです。

相場動向によっては損失を出す

この手法を使っても、いつも利益が出るとは限りません。長く相場が下がり続ける局面では、損失がふくらむこともあります。

仮に毎月2万円ずつ買い付け、1口の価格が5,000円、4,000円、2,500円、2,000円、1,000円と下がったとします。 5ヵ月で10万円を投じて47口を持てますが、評価額は4万7,000円まで下がり、5万円超のマイナスになります。

ネット上で「ドルコスト平均法は意味ない」と言われるのは、こうした下がり続ける相場を苦手とする点が理由の一つです。

売却直前の急落で積立の成果が縮むこともあり、投資という性質上、元本を割るリスクは頭に入れておきましょう。

雪だるま
雪だるま

ボクもBTC積立でかなりの含み損を抱えた時期があります。でも「下がった月ほど多く買える」と分かっていたので、逆に買い増しして淡々と続けました。

ドルコスト平均法と一括購入はどう違う?

ドルコスト平均法と一括投資の大きな違いは、買うタイミングと資金の分け方にあります。

一括投資は、手元のまとまった資金をまとめて投じるやり方です。相場が上向きなら、元本が大きいぶん、短い期間で大きな利益を見込めます。

ただし全額が値動きの影響をそのまま受けるため、買った直後に下落すると損失も大きくなります。

対してドルコスト平均法は、少しずつ定期的に買うことで値動きの影響をやわらげられます。

価格が下がった場面でも買い続ければ平均取得単価を下げられ、長期では安定した資産づくりにつながりやすいのが利点です。

どちらが有利かは、相場の状況や目的しだいで変わります。

ドルコスト平均法の活用方法

この手法は株式や投資信託にとどまらず、さまざまな金融商品に応用できます。

もっとも一般的なのは、NISAのつみたて投資枠での投信積立です。この枠は年間120万円まで運用益が非課税で、購入時の手数料もかからないため、始めたばかりの方に適しています。

NISAのつみたて投資枠は、証券会社によって取扱商品やポイント還元に差があります。〈NISA口座におすすめのネット証券5社を比較〉で自分に合う1社を選んでから始めると、その後の積立がスムーズです。

老後資金を意識するなら、iDeCo(個人型確定拠出年金)で毎月一定額を積み立てる形も、掛金が全額所得控除になり相性が良い方法です。

また仮想通貨取引所の自動積立を使えば、ビットコインなどの暗号資産を毎月一定額ずつ買うこともできます。

仮想通貨取引所の自動積立を使えば、ビットコインもドルコスト平均法で毎月コツコツ買えます。暗号資産の口座開設から積立設定までの流れは〈ビットコイン投資の始め方3ステップ〉でまとめています。

まずは節税メリットがあってコストも低いNISAのつみたて投資枠から始め、慣れてきたら他の商品を検討するのがよいでしょう。

雪だるま
雪だるま

ボクは今、NISA・iDeCo・ビットコインの積立をまとめて、全部ドルコスト平均法で自動化しています。商品は違っても、やっていることは結局同じなんですよ。

ドルコスト平均法で利益を出す3つのポイント

ドルコスト平均法の効果を引き出すには、意識しておきたいコツがあります。ここでは実践するうえで大切な3つのポイントを紹介します。

相場の動きで感情的にならない

値動きに動じず、冷静に続けることが何より大切です。

少し利益が出た時点で売ったり、損失が出て慌てて積立を止めたりすると、この手法の効果を十分に受けられません。

よくあるのが、目先の利益を確定したくて早々に売ってしまうパターンです。この手法は「時間を味方につける」のが前提で、長く続けてこそ本領を発揮します。

価格が下がった局面は、むしろ安く多く買える好機と捉えましょう。日々の相場は細かく追わず、淡々と買い続けるのが理想です。

感情に振り回された売買は、投資をギャンブルに近づけてしまいます。その分かれ目は、投資がギャンブルに変わるのはどんなときかで整理しています。

雪だるま
雪だるま

ボクは子どもの教育資金も積立で準備しています。使うのは10年以上先の話なので、相場が下がってもあえて確認せず、淡々と続けています。見ない勇気が一番むずかしいですね。

長期投資を心がける

ドルコスト平均法は、長く続けるほど購入単価がならされる手法です。

短期の値動きに反応して売ると、本来の効果を得られません。 数ヵ月で少し利益が出たからと売ってしまうと、その後さらに上がったときの利益を取り逃がします。

逆に一時的な損失が出ても、時間が経てば価格が戻り、利益に変わることもあります。 5年後、10年後を見すえた計画で取り組みましょう。

老後資金や教育資金など、使う時期のゴールを決めておくと続けやすくなります。

積立投資を自動で設定する

決まった間隔で一定額を買い続けることが、この手法の基本です。

手動で買っていると、相場を見て迷ったり、買い忘れたりすることがあります。感情で積立を止めてしまうのを防ぐためにも、金融機関の自動積立を利用しましょう。

購入する金額と日付を最初に決めておけば、あとは自動で買い付けが続きます。 銀行やネット証券には投信の自動積立の仕組みがあり、毎月決まった日に決まった額が引き落とされて買い付けられます。

「今月は高いから見送ろう」という迷いがなくなり、機械的に続けられます。

ドルコスト平均法がおすすめな人

ドルコスト平均法は、次のような方に特に向いています。自分に当てはまるか確認してみましょう。

長期的に投資できる人

投資に長い時間を使える方は、この手法のメリットを存分に引き出せます。 続ければ続けるほど購入単価がならされ、値動きの影響をやわらげる力が増すからです。

長い時間をかけるほどリスクを抑えられるので、「時間がかかる」のではなく「時間が味方になる」と考えられます。

老後資金を準備したい現役世代や、子の教育費を10年以上かけて用意したい方などに合っています。反対に2〜3ヵ月ほどの短期では、値動き次第で損失が出ることもあります。

多くの資金を一度に用意できない人

大きな元手を用意できない方にこそ、この手法は合っています。

一度に数百万円を準備する必要がなく、毎月数千円から数万円ほどでも始められるからです。 毎月3万円でも、10年続ければ総額は360万円に達します。

「いきなり大きな額は不安」という初心者の方にもうってつけです。 毎月の収入のうち、負担にならない額を投資へ回せる方なら、資産は着実に増えていきます。

雪だるま
雪だるま

ボクも「一度に大金は無理」なタイプでした。月数万円でも10年続ければまとまった額になるので、少額スタートでも十分だと実感しています。

すぐに結果を求めない人

短期で大きな利益を求めず、長い視点を持てる方に合います。

この手法は長い運用期間で成果を出すもので、すぐに結果が出るわけではないからです。

「今すぐ上がってほしい」と焦るより、「10年20年かけてコツコツ増やそう」と構える姿勢が大切です。日々の値動きに一喜一憂せず、のんびり待てる方に合います。

地道に資産を育てる姿勢がある方なら、この手法の良さを実感できるはずです。

ドルコスト平均法がおすすめじゃない人

一方で、次のような投資スタイルや目的の方は、別の手法を検討したほうが良いでしょう。

大きな利益を短期間で狙いたい人

多少のリスクを取ってでも高い利益を狙いたい方には、この手法は合いません。 この手法は値動きのリスクを抑えることが目的で、そのぶん得られるリターンも穏やかになります。

投資ではリスクとリターンが比例するため、安定を重視すれば大きな利益は狙いにくくなります。 数ヵ月で資産を2倍、3倍にしたい方には物足りないでしょう。

短期で積極的に利益を追いたい方は、別の戦略のほうが目的に合っています。

自分自身で情報収集し、頻繁に売買をしたい人

投資の知識や経験が豊富で、自分の判断で売買して利益を得たい方にも向きません。 この手法は淡々と定期購入を重ねるやり方のため、相場分析や売買判断の腕を発揮する場面が少ないからです。

経済ニュースを追って「今が買いどき」「ここで売る」と判断しながら動きたい方には、退屈に感じられます。 チャート分析やテクニカル指標を使いこなす楽しみもありません。

自分の知識や経験を武器に積極的に資産を伸ばしたい方は、一括投資などのほうが向いています。

ドルコスト平均法のよくある質問

最後に、初心者の方が迷いやすい点をまとめました。始める前の疑問を解消しておきましょう。

ドルコスト平均法は毎日積立と毎月積立、どちらが良いですか?

長期で見ると、両者の運用成績に大きな差は出にくいとされています。頻度そのものより、途中で止めずに続けることのほうが重要です。手間なく管理したい方は、給料日に合わせた毎月積立で十分です。

ドルコスト平均法はいくらから始められますか?

証券会社によっては、投資信託を毎月100円ほどから積み立てられます。まずは家計に負担のない金額で始め、慣れてから増やすのがおすすめです。NISAのつみたて投資枠なら、少額でも運用益が非課税になります。

積み立てた商品は、いつ売ればいいですか?

売却の目安は相場ではなく、お金が必要になる時期で考えるのが基本です。教育資金や老後資金など、使う目的の時期に合わせて取り崩します。一度に全部売らず、必要な分だけ少しずつ現金化する方法も有効です。

まとめ|ドルコスト平均法は時間を味方につける投資法

ドルコスト平均法とは、決まった額を定期的に投じて購入単価をならしていく手法です。

高値つかみのリスクを抑え、少額から始められるため、投資が初めての方に向いています。

一方で、短期で大きく稼ぐのは難しく、手数料や相場次第では損失が出ることもあります。 成功させるコツは、値動きに感情を乱されず、長期で続け、自動積立に設定することの3つです。

時間を味方にできる方や、大きな元手がない方、地道に続けられる方にこそ向いた手法です。

これから取り組むなら、手数料ゼロで節税にもなるNISAのつみたて投資枠が第一候補になります。

まずは無理のない金額から、今日の一歩を踏み出してみましょう。

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